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愛の町議会 九月定例会 一般質問 |
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○議員(1番 原田敬一郎君)1番、原田です。
全部町長への質問になります。よろしくお願いします。
まず1番、愛野町の未来について。町政の目的は、町民に将来にわたって安心を提
供することだと思います。その観点に立って答弁をお願いします。愛野町の未来を展
望したり企画したり、方向性を具体的に提案したり実行する、そういった部分、セク
ションは役場の内外を含めて、どこにあるのでしょうか。
○町長 お答えいたします。
この件につきましては、先般定例議会でも質問があった愛野町づくりに対する質問
の続きだと思いますが、そこで第1点の愛野町の未来と展望、企画、方向性を具体的
に提案実行するセクションは、役湯では総務課が担当いたしております。町村によ っ
ては企画課というものがございますけれども、うちでは企画課は設置いたしており ま
せんが、総務課で担当することにいたしております。
○議員(1番 原田敬一郎君)
民間は生き残りをかけて、必死に未来を展望したり予
測したり、具体的な目標を定めて、組織の再編や体質改善を行って時代に対応し生き
残ろうとしております。前回にも質問いたしましたけれども、町政の事務局であり執行
部である役場が今にも明確なビジョンもないから、未来にも対応できるものではなくな
っているのではないかと思いますが、どう思われますか。
○町長 答えいたします。
愛野町の未来像について、ビジョンということでございますけども、私どもは平成
6年6月に策定をいたしました愛野町総合計画に基づきまして、現在実行に移してい
るところでございますが、もう5カ年間を経過いたしましたので、そろそろ見直しの
時期に来ているんじやなかろうかと、かように考えております。
今非常に目まぐるしい発展の中で、いろんな民間が必死になって組織の再編や体質
改善を行っている時代でございますけども、町におきましても、そういった未来への
ビジョンを持ちながら進めていかなきやならんと考えておりますが、この基本構想の
五つの基本がございますが、現在からも10カ年計画の基本構想でございますが、
5年ごとに見直しを行う、そして民間や学織経験が豊かな方で将来を考えて取り組ん
でいきたいと、かように考えておりますが、いずれにしましても、こういった見直し
の時期にまいりましたので、早く策定委員会を設けて、今後の愛野町の将来のビジョ
ンについても十分検討する必要があろうと、かように考えております。
○議員(1番 原田敬一郎君) 次、市町村合併について、私は地方分権化は国の地方い
じめというふうに考えます。介護保険とか市町村合併とか、しかりです。広域市町村合
併,が具体的なものとなりつつありますが、愛野町の立地や諸条件からすると、合併し
ない方が未来は明るいと思うが、どう考えられますか。
○町長 お答えいたします。
今市町村合併は時の問題となっておりますが、愛野町の場合も立地条件や諸条件から
いきますと、まだせんでも明るい見通しがあるんじやないかという御意見もあろうか
と思います。
しかし、これも今全国の3,300ある市町村を、少なくとも1,000ぐらいにす
るというのが国の基本方針でございます。
そういうことで、例えば人口1万から2万、それから4万、10万というふうに五
つの段階をつくっておりますけれども、そういう一つの、今後の町村の合併について
は必要が生じてきているというのは事実でございます。
と申し上げますのが、財政的に今までは交付税で小さい町には割り増しで、いわゆ
る補正をして小さい町に余計やるような考え方がございましたが、すべて交付税
は人口を対象でございますけども、人口に対して一応算出を、単位表を出して、費用
を出したそれに割り増しを、補正係数を加えて、小さい町を今まで優遇していただい
ておりました。
しかし、それがだんだんなくなれば、必然的に本町の場合も12億来ますけど、そ
れが少なくなってくるということは考えられるわけです。
したがって、地方交付税は国の国税のそれぞれを32%ですか、町に還元しますけ
れどもこその枠内で今後市町村に国が配分をするわけです。そういうことで、今度は
合併については合併補正、それから合併の事業補正に対する事業等の起債等について
は優遇処置をしますので、その同じパイの中から地方交付税の枠が行きますと、
私ども仮に合併しなかった場合はそういった配分がなくなるということで、当然こう
いった財政的な問題が第1点でございます。
それと、地方分権のために大変事務事業が市町村に移譲してまいりました。そうい
う中で、地方行政の中心の役割をしなきやならないというふうになりますので、した
がって、ある程度の人口規模の広域的にならざるを得ないということでございます。
いろいろメリットの問題、デメリットの問題もございますけれども、まだ管理部門に
ついては総務企画、各種委員との統合によりまして、それだけで市町村の場合の事業
の上の配置がえができて充実されるということと、いろんな広域的な事業を一貫して
やるという投資的効果を重点的に実施できると、市町村がそれぞれ公共施設をばらば
らにつくったやつを集中的に広域で処理が、計画的に処理できるということもあるわ
けでございまして、一番今回の市町村合併のねらいは財政的な問題と、そういった投
資的経費、あるいは今後の市町村の地方分権の受け皿に対するそういうことが大きな
目的じやなかろうかと考えております。
以上です。
○議員(1番 原田敬一郎君)
次、諫早湾締め切りによる排水不良についてお尋ねします。お手元に資料を配って
おります。これは8月23日と26日に撮ったものでありま す。先ほど町長がもし潮どめ
していなかったら、被害がもっと大きかったということでしたけども、もしその言葉
が本気でおっしゃってるんだったら、諫早湾干拓事業の現実を全く知らないとしか思
えません。
防災のやり方にしても、佐賀県とは大違いで、後で資料の中で説明しますけども、
悪循環に突入しております。水質汚染の問題だけとっても、集落排水という、これは
将来しなきやいけないもんかもしれないですけども、今急いでやらなきやいけない、
優先順位がそれほど高いものじやなかったはずです。今お金を使わなきやいけないこ
ととかいうのが、優先順位が高いものがあったはずです。そして、その水質汚染のた
めに湾内だけじやなくて湾外の漁業被害も出ていたりします。そういうものに対して
も湾内の私たちは責任を負わなければいけないはずです。
そして、先ほど柴田議員さんからもありましたように、浚渫などとか、そういった
いろいろなものを負担していかなきやいけない、そういう悪循環に突入していったわ
けです。宗教法人の「この壷を買っとったから、両足切らんばいかんやったとが、片
足で済んだ」そういったような話ではありません。 資料の写真1でもわかるように、
寺本排水門から出てくる有明川と千鳥川とが野井沖新田の排水門のすぐ前で合流して
います。このために千鳥川に排水する阿母崎新開の排水門、写真4ですね、2ページに
あります、写真4が引かずに阿母崎新開は冠水 常習地帯になっております。集中豪雨
とか記録的な集中豪雨、そういうときだけじや なくて、もうほとんどいつも雨が降れ
ば、ちょっとまとまった雨が降れば、阿母崎新 開はつかっております。
写真2でも、写真2というのはここですね、寺本排水門でとめられた有明川ですね。
写真2でも明らかなように、有明川の方の水位がはるかに高いのに、寺本排水門の排
水能力が低いので速やかに排水できません。
写真3、2ページの上の方です。写真3のように、寺本排水門にせきとめられて有明
川の水位は高くなり、有明川内水系11.14キロ平方メートルに降った雨水の流入を阻
みます。その結果、写真5のように、ここは中尾運送の前ですね。写真5のように桜山
川との合流地点で氾濫したり、写真6のように有明川上流部の三軒茶屋付近でも氾濫
しました。写真7の今木場川の下流の合流地点も有明川の水位が高いので、排水がうま
くいかずにそこでもぶつかり増水します。
寺本排水門からの排水と野井沖新田の排水と千鳥川の合流地点をもっと下流に下げ
るか、それぞれ単独に流下するようにしないと、千鳥川と有明川と野井沖新田、阿母
崎新開の排水不良は解決できません。
町長はこれをいつまでほっておくつもりか、寺本排水門の排水能力を上げて速やか
に調整池に排出するために、排水門の拡張が必要だと考えるが、この二つ合わせてお
答えください。
○町長 お答えいたします。
今回の豪雨は記録的なそういった集中豪雨であったということは事実でございまし
て、今までかつてなかったことでございます。先ほども柴田議員に答弁しましたよう
に、いろいろとあそこの三角地帯が、下流が三つの合流地点であるということに対す
る排水が、一時的にそういった排水ができなかったという事実でございます。寺本排
水樋門もあれも6門で十分機能が発揮できるという考え方でおりましたけれども、一
時的なああいうふうなたまったわけでございまして、さあっとあとは引くわけでござ
いますが、要は先ほど申し上げましたように、千鳥川の下流が非常に問題になって堆
積しているということでございましたので、それはもう現地でも見た上で、早急に今
してもらうよう国に働きかけるということでございます。
それから、優先順位の問題で、下水道の問題おっしやいましたけど、これは私5期
目就任前に本町で何が一番希望なのかという全町民からアンケートをとりました。
その中に全町民から一番多かったのが、運動公園の整備と下水道の整備を早急にやっ
てくれというのが全町民からのアンケートの結果でございまして、そういうことで優
先順位は下水道から決めていったわけでございます。
いずれにしましても、この合流地点の排水の問題については、十分排水対策を考え
て今後もやっていきたいと、かように考えております。
○議員(1番 原田敬一郎君)
アンケートで優先順位が高かったということですけども、アンケートというのは設
問の仕方で、それの回答、そういったものを導き出すこともできます。果たしてどの
ような、本当に町民の、先ほど申しましたように、町政が町民に将来にわたって安心
を提供する、そういった基本的な考え方にのっとっ て、本当に町民が何を求めている
か、そういったものを引き出す、本当に必要なものを 引き出すようなアンケートだっ
たのか、ちょっと疑問に思います。
昔は長くても6時間待てば潮が引いて排水できていたのが、潮どめによって調整池
の水位が大雨で高いうちは、自然排水できなくなりました。合流地点を調整池の管理
水位のマイナス1メートルのところまで下げても、現合流地点から1キロも下げられず、
調整池の水位が高いときは自然排水できず、水位が下がるのを待つしかありません。
写真8、写真の8は野井沖新田へ調整池から逆流しているところです。隣の写真9は
寺本排水門へ調整池から逆流したときに引っかかったごみです。潮どめ前は大潮の満
潮のときははるかに高く、排水門の外の水位は高くなっていましたが、潮が大きいと
きほど干潮時にはよく引くので排水できました。同じではありません。自然排水門し
かない愛野町の干拓地の排水は、一たび大雨が降れば出口を失い、調整池の水位が下
がるまで水浸しで待っているか、集中豪雨で調整池の水位より、さらに高く愛野町が
水浸しにならないとできなくなったのです。
町長は潮どめによって愛野町がこうむることになった新たな災害要因をどう受けと
めていますか。
○町長 お答えいたします。
この間の雨の場合でも調整池の水位よりは、こちらから流れる水位よりも低かった
のは事実でございまして、流れるのは流れておりました。したがって、ただ集中豪雨
で愛野、吾妻付近が集中的な豪雨であったために、そのような結果になったと思いま
す。
したがって、このことについては、そういった今後の問題として対策を講じ、先ほ
ど申し上げますようなことで対策を講じてまいりたいと、かように考えております。
○議員(1番 原田敬一郎君) 8月23日の集中豪雨のことを言われておると思います
けども、7月23日でしたかね、諫早水害のとき、あのときにこちらは余り降っており
ませんでしたけれども、調整池の水位が上がりまして、吾妻の山田新開、1工区、2
工区からの逆流、こちらの野井沖新田からの逆流、そういったものも起きております。
こっちは雨は降らんでも、集中豪雨がなくても、向こうの方で集中豪雨がすれば、調
整池の水位が上がって、こっちが迷惑をこうむる、そういったことははっきりと言え
ると思います。
次、干拓事務所の試算では、年間6万6,000立方メートルの土砂が、調整池沿岸の
大小11の河川から流れ込みます。流下速度が低くなったので、今まで以上にそれぞ
れの河口に堆積し、流れを遮るようになりました。当然これからずうっと頻繁に浚渫
をし続けなければならなくなったわけですが、潮どめ前は「排水門の排水口に潮によ
って潟が運ばれてきて堆積するので、排水門の招きが作動しなくなって、排水門の潟
の除去が大変だ」ということばかり言われていましたが、そういうデメリットばかり
ではなくて、大雨の干潮のときは河川が運んだ土砂を有明海の深みまで運んでくれて
いたというメリットもありました。
潮どめしたら河川からの土砂は沖へは行かず、調整池のマイナス1メートル前後に
堆積するようになったために、今までより頻繁に浚渫をしないと河口をふさぐことに
なってしまったのです。
町長がこの事実に気づいたのはいつですか、さらに資料の4ページにあります。こ
れは岡山県が2年前の平成9年3月ですね、2年前から実施している児島湖にかかる保
障水質保全計画書でございます。43年前の昭和31年に縮め切って以来、ずっとこん
なことをやっております。今まで生き物たちがただでやってくれていた水質浄化を、
締め切ったばかりにこの40年間に児島湖では900億円を使っています。これには河
川の浚渫は、岡山県では用排水路の浚渫は市町村がやるとあります。
これは岡山の場合です。長崎県がそうだと言ってるんじやありません。
同じ農水省がやっている干拓事業です。児島湖もそうでした。諫早湾と同じような
複式干拓です。締め切れば浚渫も頻繁にしなければならないということは、農水省 が
承知していたはずなので、町長クラスには相談や約束が、浚渫に関してですね、あっ
たのじやないでしょうか。地先の河口の浚渫は国がやるのか、県がやるのか、市町村
がやるのか、将来干拓工事が終わり、農水省が引き上げた後で受益者負担はさせない
という約束事はあるのか。
8ページに一番最後ですけども、8ページに検証所要時間についてという行程表が
ぁります。これは11月27日に開廷されるムツゴロウ裁判の現地検証の行程です。
行程の7、8番、有明川河口集合、8番千鳥川樋門とありますように、裁判所と被告
の国に有明川を見てもらいます。千鳥川の樋門を見てもらいます。あそこあたりを見
てもらいます。潮どめによって排水不良になったこととポンプがないことを検証しま
す。先ほどの町長はいつ浚渫の問題に気がついたかお答えください。
○町長 お答えいたします。
この浚渫のことについては、ずっと前から申し上げておるわけでございますが、潮
受け堤防が締め切った後にはああいう状態になりましたので、十分現地も調査して見
ております。
したがって、このことについては、何も市町村長と県との約束事があったんじやな
いかということは、約束事はあっておりません。
○議員(1番 原田敬一郎君) もう一度質問します。
締め切れば、当然愛野町の地先の有明川、千鳥川、そこの河口の浚渫が、頻繁にし
なければいけなくなるという事実に町長が気づいたのはいつですか。
○町長 そういうことについては、十分、時期はいつですかという日にちははっきり覚
えておりませんが、常々私ども千鳥川の管理の問題、有明川の管理の問題については、
十分それぞれ県営事業とか、町営事業で浚渫を行ってきておりますので、そういう時
点で十分承知いたしておりました。
○議員(1番 原田敬一郎君) できるだけ的確にお答えしていただくために、こういっ
た質問の詳細も前もってお渡ししてますし、資料もつくってきておるわけですけども、
とても残念に思います。
前県知事も「潮どめすれば、もうマイナス1メートルやけんが水害もなか」という
ふうに、ほとんどの人がだまされていました。調整池の水位をマイナス1メートルに
いつもしているから、後背地の雨水が潮の満ち引きに関係なく常時排水されると思っ
ておりました。
しかし、大雨が降れば調整池の水位もすぐ上がり、自然排水ができなくなるなんて、
締め切られてから初めて気づいた人が多いはずです。
町長は締め切り前から大雨が降れば、調整弛も水位が上がると知っていましたか。
○町長 お答えいたします。
調整池の水位は潮受け堤防、外側への排水が潮の干満によって左右する関係上、も
ともと標高マイナス1メーターよりも上昇する場合が非常に多いわけでございます。
そういうことで7月23日の諫早を中心にした大雨によって、調整池の水位が標高ゼロ
メートルまで上昇しておりますが、この間潮受け堤防外の潮位が調整池の水位を 大き
く上回っておりますので、満潮時には標高プラスの1.19メーターぐらいに達しており
ましたので、潮受け堤防があるために排水樋門からの逆流するような状況になったと
いうものではございません。
私どもはそういうことで、調整池が水位が下がると、また必要な場合に調整池の水
位を調整してもらうように、国の方にもいろいろお話をしたこともございますが、 将
来そういった排水樋門の調整によって水位を下げるということはできるわけでありま
すので、したがって、今回は特別でございますが、そういうことで国の方でも考えて
おられるということを聞き及んでおります。
○議員(1番 原田敬一郎君) 大雨が降れば調整池の水位も上がると、潮どめ前から
知ってましたかと聞いたんですけども、ちょうど写真2と同じ状況なんですね。左側
が調整池です。排水門が北に200メートル、南に50メートルで、それではけないわけ
ですね。
調整池の水位が上がると自然排水は当然できなくなります。なぜ干拓事務所の洪水
排水計画書に、寺本排水門や野井沖新田や阿母崎新開にポンプ設置の計画がないのか、
吾妻や森山の干拓地には2カ所ずつ1秒間にですよ、2から8トンクラスの排水ポンプ
が設置されているのにもかかわらず、なぜ愛野にはないのでしょうか。
5ページです。カラーでしております。ちょっと佐賀県有明海沿岸の防災地図、ち
ょっとにじんで見えにくいところもあるかと思いますけども、5ページの図は、同じ
干拓地でも佐賀県のものです。有明川内水系よりもはるかに小さなところでも排水ポ
ンプが設置されています。長崎県諫早湾沿岸の首長が県、国に追従して干拓推進をや
つている間に、佐賀県は高さ7.5メートルの緩傾斜高潮堤防と有明湾沿岸のそういっ
た冠水しやすいようなところに137基、合計で1秒間に1,000トンの排水ポンプを設
置しました。排水門は潮を出入りさせるために佐賀の堤防は通常はあいています。
だから、水質浄化や浚渫に余分なお金をかけることはありません。
昔の愛野のとおりですね。
町長は排水ポンプの設置もせず、排水ポンプの必要性を感じて、排水ポンプの設置
の要求も約束もせず、なぜ干拓推進に同意したのかお聞かせください。
○町長 お答えいたします。
この排水ポンプについては、長崎県の農林部でいろいろと従来土地改良法に基づく
排水の非常に常時排水する箇所、例えば諌早とか吾妻の2工区について排水ポンプを
設けましたが、私の方ではそういうことが全然、32年災害で堤防が切れたときに冠
水した以外はほとんどありませんでしたので、そういう排水ポンプを設置を希望いた
しておりません。
排水ポンプを設置しますと、非常にこれはいろんな経費等の負担が、それぞれ土地
改良区にかかりますので、土地改良区からもそういった排水ポンプの要望もございま
せんので、現在まで計画いたしておりません。
なぜ同意したのかと言いますと、これは国営干拓事業であり、また県、それぞれ市
町村が、全員が諫早干拓には、ぜひ台風、その他いろんな面で諌早湾干拓をぜひ実現
してくださいという強い要望がございましたので、私ども議会と一緒になってそれに
ついては同意をした次第でございます。
○議員(1番 原田敬一郎君) わざわざ佐賀のこの沿岸の防災地図を出したのは、そ
ういった干拓事業、そういった諫早湾干拓事業だけじやなくても、本当に金もかから
ずに大切な海を壊すことなく、そういった自然と共存しながら、一つの町が町民の将
来にわたって安心を提供しながら自立していく道がほかにもある、それを模索せずに
県とか国に追従していく、本当に愛野町の将来のことを考えているのか、そこがすご
く疑問に思いますし、先ほどのそういった認識での、潮どめをしてたからこれだけで
済んだというのは、本当に愚かというしかありません。
次、調整池は排水門が250メートルしかない河口ダムです。縮め切りの日から確実
に貯水能力は落ちていってるし、同じ降雨条件なら沿岸の水位は年々高くなっていき
ます。そのうち、どれだけ浚渫しても流下しなくなる、そういうことになります。そ
れは何十年も先のことで、私たちは生きていないでしょうが、子や孫の時代には必ず
調整池の海底は後背地より高くなります。それは理解できると思います。
さらに、内部干拓堤防が完成すれば、調整池の面積は約半分になり、調整池から洪
水がやって来る日は倍の速さになります。
愛野町の地先の干潟は、日本がまだ大陸と陸続きだったころからある干渇です。戦
後の食料難のときに、この干潟で家族の飢えをしのいだ愛野町の町民を探すのは、そ
れほど難しいことではないでしょう。先祖伝来の干潟を消滅させた町長として、愛野
町の先祖にも未来にも、町長は責任を負わねばならないと思います。
愛野町は干拓推進の立湯をとっていますが、この泥沼の悪循環に突入していく諫早
湾干拓事業が未来の愛野町にとって正しい選択だったと、今でも考えているかお聞か
せください。
○町長 お答えいたします。
国営干拓事業ができたために、私が全責任を負えというような質問でございますけ
ども、これはあくまでも事業主体は国営事業でございまして、私どもはそれに賛成を
したわけでございますが、今いろんなデメリット、メリットはありますが、私は32年
の災害のああいう大災害のときに痛切に感じておりますが、私が32になるときですけ
ども、ああいう海岸堤防をして、毎年毎年台風が来る、そして防災計画する、本当に
死亡者も出ました。そういうことをいろいろ考えますと、この国営事業の干拓につい
ては、私も当然賛成する立場でございましたので、そういう推進をさしていただいて
おります。決して私一人が国営干拓の2,500億、3,500億を私が責任とれと言われて
も、その点については責任とり切れません。あくまでも私の方では賛成の立場で町義
会を初め、町民の皆さん方の賛同を得た上で賛成をしてことでございますので、そう
いう愛野町の将来について御心配がないようなことを今後進めていくのが、当然私ど
もの務めじやなかろうかと、かように考えます。
したがって、国営事業に対する責任問題についてはこのように考えております。未
来何十年あるいは100年先のことで、愛野町が大変不利になったということのないよ
うなことを、今後も行政として進めていくべきじやなかろうかと、かように考えてお
りますので、御理解いただきたいと思います。
○議員(1番 原田敬一郎君) なぜうまく伝わらないのでしょうかね。だれも責任を
一人でとれとか、そういったことは言ってないと思いますし、そういう誤解がないよ
うな言い方をしてるつもりであります。
では、諫早湾の問題はまだまだたくさんあります。また次回にすることにして、畑
の表土の流出について少しだけですけども質問させてください。資料の写真でも わか
るように、たびたびの大雨で有明川や千鳥川に流れ込む雨水の色が赤く、それがだん
だんひどくなっているように感じます。至るところの畑に表土の流出が見られますが、
それはなぜだと考えていらっしやいますか。
○町長 お答えいたします。
畑表土の流出の問題でございますけども、流出の原因につきましてはいろいろ考え
られますが、まず第1に、畑の管理状態から原因を追求してみますと、5月上旬から
6月にかけてバレイショの収穫作業があり、その後、耕うん、整地作業が実施されて
雑草もなく整然とした管理作業が行われておりますが、更地のところに本年このよう
な集中豪雨に見舞われまして、遮るものなくて表土の流出につながったものと考えら
れます。第2に、昔のように土壌そのものに浸透性と保水力がないために、表土の流
出が発生していると考えられます。第3に、畑1枚1枚の区画に排水口がないために、
流出することが考えられるかと思います。第4に、以前は畑の周辺には茶の木やらラ
ッキョウ等植えられまして、表土の流出防止の役割を果たしておりましたけれど も、
現在はほとんどそういった遮る作物も栽培されていないのが流出につながると考えら
れます。
防止対策につきましては、現在一部を除いてバレイショの栽培がほとんどでござい
ますけれども、約40年前、今のバレイショにかわるかんしょが栽培されておりました
が、土壌表面がかんしょのつるで覆われましたので、極めて流出が少なかったようで
ございます。こういうことでバレイショの作一本であるために、大変流出が集中豪雨
と重なって流れたものじやなかろうかと、かように考えております。
○議員(1番 原田敬一郎君) 初めて聞きたかった答弁をしてくださいました。
バレイショの連作による愛野町の農業の活性化は、とっくに破綻していると考えま
す。町はなぜ愛野町の広大な扇状地ほ場や気候や立地など、恵まれた条件を生かした
農業の活性化を具体的に行ってこなかったのか。農業が基幹産業で農家の税収が落ち
ているなら、なぜ農業の活性化を本気でやり、納税者としての農家の将来を考え、農
家からの税収が上がるような方策を具体的なものをとらなかったのか。
それを言うのは、愛野の町よりもっと条件の悪い町村が苦労しながら、それでも今
ではそれなりの成果を上げているところが枚挙にいとまがないくらいあります。そん
な町と愛野の町との違いは、官にも民にもすぐれたリーダーがそういうところにいま
す。そしてそれを応援したり見守る行政があります。町長はそういった先進的なもっ
と愛野町よりも条件の悪いところが本当に立派に農業で町を立て直し、いい方向へ、
いい循環の方へ向かおうとしてる。そういったところと愛野町との違いは、どんなと
ころだと考えますか。
○町長 お答えいたします。
バレイショは愛野町の特産物として、農家の長年の努力によりまして今日まで発展
して、農業総生産高は現在でも依然として第一位を占めております。農家経済を支え
てはおりますけども、一方では御指摘のように、連作による障害も発生しております。
また高齢化によるところの労働の低下も見られます。このためにバレイショ振興策と
して、赤土の客土対策事業とバレイショの種子更新事業に最近10年間で事業費として
2億3,289万7,000円を投じて農業振興のためにやっておるわけでございまして、し
たがって、町の補助金も7,927万1,000円ということで活性化対策を講じておる次第
でございます。
輪作体系の推進や病虫害等施策につきましては、高品質、高単価等付加価値のある
バレイショの生産を図っておりますが、特産産地としての発展拡大と農家経済の安定
にも現在寄与しているところでもございます。
特に、赤土バレイショにつきましては、客土につきましては、特選バレイショ愛の
小町として厳選出荷されまして、市場からも大変高い評価を受けまして有利な販売を
展開して、現在定着しております。客土事業の面積にしまして26.5ヘクタールにも達
しております。個人的にも赤土の導入を図る等に事業の効果が十分見られておるよう
な状況でもございます。
ちなみに、愛野町の農業の実態を申し上げますと、農家1戸当たりの耕作面積は、
これは農業センサスの資料からでございますが、1戸当たりが1.54ヘクタールで郡内
では第1位でございます。それから、生産者所得では251万5,000円で郡内で4位、
それから10アール当たりの平均所得で15万7,000円の9位、それから1人当たりの所
得でいきますと155万4,000円の第3位ということで、郡内でもそういった農業生産
については意欲あるところを見せておられます。
また、最近は農業関係におきましては、特に農家の活性化対策といたしまして、バ
レイショのほかにイチゴ、カキ、アスパラ等の施設園芸の導入を図り、畜産振興費を
含めまして3億8,012万2,000円と町費で3,253万5,000円を投じて農業の活性化を
図るべく努力を今重ねてまいった次第でございます。
ただ問題は、施設園蓑作物につきましても若い後純者が非常に不足しているという
ことでございまして、しかし、現在残っている後継者は着実に成果を上げて頑張って
おりますので、私どもも期待をいたしているところでございます。そういうことで、
農業の活性化のためにもなお一層努力をしてまいりたいと考えております。
○議員(1番 原田敬一郎君) 質問内容に大変失礼なところもあったかと思いますけ
ども、前定例議会6月に町長が続投しないという表明をされまして、何とか町長にあ
と悔いの残らないような半年を送っていただくために、きちっとやってもらいたくて、
ちょっと突っ込み過ぎかもわかりませんけれども、そういった質問をさせ てもらい
ました。ありがとうございました。
● ○議長 これにて一般質問を終結いたします。
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